上海・ローカル菜市場ガイド:人情と便利が混ざるレトロ&モダンな菜場探訪

上海には、スーパーでは味わえない「人情」と「地域の温かさ」が感じられる菜市場(ローカル市場)がたくさんあります。今の上海の菜場は、昔のように「汚くて雑然としている」場所ではありません。近年は大規模なリニューアルが進み、多くの市場が若者の「おしゃれな打卡(フォトスポット)」として人気になっています。レトロなデザイン、豊富な食材、地域の温かさ、食文化の発信拠点として、散歩感覚で立ち寄るのもおすすめ。

今日は、上海を代表するいくつかの菜場と、買い物で使える必須フレーズをご紹介します。上海という都市の一番「地元らしい温度」を、ぜひ感じてみてください!菜市場での買い方・話しかけ方も中国語フレーズを覚えておけば、ローカル体験がより楽しくなります。


なぜローカル菜市場が見直されているのか

  • モダン+伝統の融合
     真如・高陵集市などの市場では、レトロなデザイン(大字報、昔の広告看板など)が取り入れられており、昔ながらの菜場の雰囲気を残しながら、モダンに再構築されています。
  • 品揃えが豊富
     野菜の種類が非常に多く、たとえば真如・高陵集市だけでも60種類以上の野菜があるとのこと。お肉、魚介、熟食(調理済み惣菜)なども、生鮮と調理済みがきちんと分かれていて衛生面にも配慮がなされています。
  • 飲食・食文化の発信拠点にも
     ある菜市場では、市場の裏手に老上海風の小吃(軽食)店が併設されていて、白斬鶏(バイザンジー)や狮子头(肉団子)、炸猪排(揚げ豚肉)など、伝統的なローカル料理がその場で楽しめます。
  • スマート化・標準化の進展
     上海市では多くの菜市場が「標準化改造(スマート秤、大型デジタル画面、AIレジなど導入)」を行っており、買い物がより安心・便利になっています。

おすすめの上海ローカル菜市場スポット

長宁区:

嘉荟菜场(嘉荟市場 / 新泾三村菜场)

  • 場所上海市 长宁区 天山西路 211号(新泾三村付近)。
  • 特徴
    • 約1,800平方メートルの市場で、軽織物(轻纺)市場、生鮮菜場、熟食(惣菜)街区が融合した「三合一」スタイル。
    • 民営の市場で、地元の小さな商店や個人ベンダーが多く入居。
  • グルメと名物
    • 市場内には約30軒以上の小吃屋(お惣菜屋)が並び、葱油餅(ねぎ焼き饼)、鹽焗鶏(塩ゆで鶏)、桂花糖藕(桂花レンコン)など多彩なローカル料理が楽しめる。
    • 熟食街としての魅力が高く、地域住民の日常の「胃袋」を支える存在。
  • 雰囲気
    • 地元の人々の日常を映す“生活感あふれる市場”でありながら、地域の食文化や共同体の中心としての役割も担っている。
    • 観光的な華やかさは控えめだが、本物の上海“人情味”を感じるならここは非常に魅力的なスポットです。

美天玉屏菜市场

  • 住所:上海市长宁区玉屏南路476弄
  • 特徴:長宁区で歴史のある国有標準化菜市場の一つ。スマート電子秤、デジタル支払い、食品トレーサビリティ(追跡)システムなどを導入。
  • 併設施設:修理屋(靴の修理、洋服のお直しなど)や地域共用スペースがあり、ただ買い物をするだけでなく近所の生活拠点として機能。

美天天山菜市场

  • 住所:上海市长宁区中山西路702号
  • 特徴:市場スペースに加えて、地域の飲食店(牛羊肉火锅、焼味、小食など)や共用休憩スペースを併設。
  • スマート化:AI電子秤やスマホ決済を導入しており、住民にとって快適で便利な菜市場として再構築されています。

徐汇区:

ウ中市集(乌中市集)

  • 場所上海市 徐汇区 乌鲁木齐中路 318号
  • 特徴
    • 伝統的な菜市場を再構築したリノベーション市場で、2019年末に約2,000平方メートルの空間に刷新されました。
    • 1階は野菜・果物・花・海鮮などの生鮮売り場、2階には豆製品や惣菜、カフェや飲食店も。
    • デザイン面もおしゃれ:もともと老市場だった場所に現代的な感覚を取り入れ、若者や外国人観光客にも人気。
    • 過去には Prada とのコラボで「Prada菜場」として注目されたことも。
  • 雰囲気
    • 地元住民も日常的に買い物に来る菜場ですが、打卡(写真撮影)スポットとしても定評がある。
    • 老者から若者、外国人まで幅広い層が集まり、それぞれの生活スタイルに溶け込んだ市集空間。

嘉陵菜市场

住所:上海市徐汇区嘉陵路508号

特徴:嘉陵菜场は非常に地元感の強い菜市場です。伝統的な雰囲気を残しつつ、徐汇区の “标准化菜市场” のアップグレードの波にも乗っています。

平价菜(特売野菜):市場では「进价多少就卖多少」(仕入れ価格で売る)というスタイルの平价菜(特価菜)を時々提供しており、例えば空心菜(500 gで3.5元)、土豆(500 gで1.8元)などの非常に手頃な価格で買えることがあります。

朝ごはんスポット:菜場の周りには地元の小吃(軽食)店が並び、地元の人が朝早くから並んで買い物をしながら朝食を楽しむ風景が見られることも。

ローカル文化:菜場は地元住民にとって単なる買い物場所ではなく、日常の集いの場。買菜+食べ歩きの両方ができる「人情味あるスポット」でもあります。

その区のおすすめ

  • 真如・高陵集市
  • 住所:上海市普陀区高陵路268号
  • 130以上の摊位(屋台)があり、規模が非常に大きい。レトロな内装、豊富な品目、清潔感。
  • 蒙西菜市場
  • 住所:上海市黄浦区蒙自西路2号
  • コミュニティ再生の一環で改修され、“网红(インスタ映え)菜場”として再出発。老字号(伝統あるブランド店)が多数入り、酒や本地小吃(軽食)も充実。

菜場で買い物するときに役立つ中国語(上海+普通話)口語フレーズ集

以下は、菜市場で買い物をするときに使える定番の中国語フレーズ(+日本語意訳付き)です。

日本語中国語補足・解説
これはいくら/1斤?这个多少钱一斤? (Zhège duōshao qián yì jīn?)「斤 (jīn)」は中国の伝統的な重さ単位。1 斤 ≈ 500グラム程度。
これはどうやって売るの?(量り売りか)怎么卖? (Zěnme mài?)店によっては量り売り(按斤卖)かパック売りがあるので確認すると安心。
もう少し安くできませんか?能便宜点吗? (Néng piányi diǎn ma?)値切るときの定番。菜市場なら交渉できる場合が多い。
割引してくれますか?可以打折吗? (Kěyǐ dǎzhé ma?)セール中やまとめ買いのときに使える。
重さを増やしてもらえますか?能多称一点吗? (Néng duō chēng yì diǎn ma?)量り売りのとき、ちょっと重めに測ってもらいたい場合に。
きれいに洗ってくれますか?可以帮我洗干净吗? (Kěyǐ bāng wǒ xǐ gānjìng ma?)一部の菜場では、買った野菜を簡単に洗ってくれる場合がある。
袋をいくつかください请给我几个袋子 (Qǐng gěi wǒ jǐ gè dàizi)野菜を入れる袋をお願いする。自分で持ってきてもよい。

訪れるときのポイント&コツ

  1. 朝イチの時間がおすすめ
     新鮮な野菜・魚・肉が並ぶのは午前中。品揃えが良く、値段も比較的落ち着いている時間です。
  2. 支払い方法
     多くの菜場ではスマホ決済(WeChat Pay、支付宝)が使えます。現金(人民元)でももちろんOKですが、QR決済が主流になってきています。
  3. 量り売りに挑戦
     「按斤 (à jīn)(斤単位で売る)」スタイルの店が多いため、小さなポイントスケールを持っている店主も多い。欲しい量は自分で伝えましょう。
  4. 写真映えスポット
     レトロ風デザインの市場(真如・高陵集市など)は、写真を撮るのにもぴったり。買い物+散歩+撮影スポットとして楽しめます。
  5. 衛生面に注意
     市場によって衛生水準は異なります。魚・肉は冷蔵コーナーで選ぶ、レジ袋を持参するなど自衛意識も大切。

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