6月が近づくと、中国では街中のスーパーや飲食店にたくさんの「ちまき(粽子)」が並び始めます。
中国語を勉強している方や上海に住んでいる方の中には、
「中国のちまきって日本のちまきと何が違うの?」
「甘いの?しょっぱいの?」
「なぜ端午節に食べるの?」
と気になったことがある方も多いのではないでしょうか。
今回は、中国の伝統食である「ちまき」について、日本のちまきとの違いも交えながらご紹介します。
中国のちまきとは?
中国のちまき(粽子)は、もち米を笹の葉や粽葉で包み、ひもで縛って茹でたり蒸したりして作る伝統的な料理です。
特に旧暦5月5日の「端午節(端午节)」には欠かせない食べ物として知られています。
中国では端午節になると、家族でちまきを作ったり、親戚や友人に贈ったりする習慣があります。
地域によって味や形はさまざまで、日本人が想像する以上に種類が豊富です。
日本のちまきとの違い
日本のちまきと中国のちまきには、見た目も味も大きな違いがあります。
① 中国のちまきは具材がたっぷり
日本のちまきは、もち米や上新粉を使ったシンプルなものが一般的です。
一方、中国のちまきにはさまざまな具材が入っています。

例えば、
・豚肉
・塩漬け卵黄
・しいたけ
・小豆
・ナツメ
・栗
・豆沙(あんこ)
などがあります。
食事として楽しめるものから、デザート感覚で食べられるものまで幅広く存在します。
② 地域によって味が全く違う
中国は広い国なので、地域によってちまきの特徴も大きく異なります。
北方では、
・ナツメ入り
・小豆入り
・甘い味付け
のちまきが人気です。
一方、上海を含む南方では、
・豚肉入り
・塩漬け卵黄入り
・しょうゆベースの味付け
など、しっかりとした食事系のちまきが好まれています。
上海で初めて肉ちまきを食べて驚く日本人の方も少なくありません。
③ サイズもかなり大きい
中国のちまきは、日本のものよりも大きい場合が多く、一つ食べるだけでも十分満足感があります。
特に肉入りのちまきは、軽食というより一食分の食事として食べられることもあります。
なぜ端午節にちまきを食べるの?
端午節といえば、中国の愛国詩人「屈原(くつげん)」の伝説が有名です。
国の将来を憂いた屈原が川へ身を投げた際、人々は魚に遺体を食べられないように、もち米を竹筒や葉で包んで川へ投げ入れたと言われています。
これが後に「ちまき」を食べる風習へと発展したと伝えられています。
現在では、家族の健康や幸福を願う行事として親しまれています。
上海ではどんなちまきが人気?
上海では、やはり「鮮肉粽(豚肉ちまき)」が定番です。
しょうゆで味付けされたもち米と、じっくり煮込まれた豚肉の組み合わせは、多くの上海市民に愛されています。

また近年では、
・塩卵入り
・栗入り
・豆沙入り
などさまざまな種類が販売されており、この時期ならではの楽しみとなっています。
中国文化は「体験」するともっと面白い
中国のちまきは、ただ食べるだけではなく、「家族や友人と一緒に作ること」も大切な文化のひとつです。
葉を折り、もち米を詰め、ひもで縛る。
一見簡単そうに見えて、実際にやってみるとなかなか難しく、それがまた楽しいところでもあります。
中国語学習と同じように、中国文化も実際に体験することで理解が深まります。
イーチャイナ上海校でも、実際に肉ちまきとあずきちまきを作る端午節イベントを開催しました。
イベント当日の様子は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
👉 「上海で本場のちまき作りに挑戦!端午節イベントレポート」
まとめ
中国のちまきは、日本のちまきとは見た目も味も大きく異なります。
・具材が豊富
・地域によって味が違う
・食事として楽しめる
・端午節に欠かせない伝統文化
上海で生活している方は、この時期にぜひ本場の中国ちまきを味わってみてください。
そして機会があれば、ぜひ一度「包む体験」にも挑戦してみてくださいね。
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